Chapter 3.1.2 - Basic operation - Initialization - git clone

$ git clone <repository_url> <local_path>

既存のremote repositoryをlocalにclone(複製)するコマンドです。remote repositoryはlocalにnon-bare repositoryとしてcloneされるため、そのrepositoryに関するデータはこのコマンド一つで全てlocalに複製することができます。GitHubなどのホスティングサービス上にreositoryが存在する場合などはこちらのコマンドを利用することになります。

$ git clone https://example.com/git/sample.git ./myproject

上記のコマンドはsampleというremote repositoryをmyprojectという名前でカレントディレクトリの直下にcloneするためのコマンドです。<local_path>は省略することも出来、その場合にはremote repositoryと同じ名前でcloneされます。カレントディレクトリに既に同じ名前のディレクトリが存在する場合にはcloneに失敗するので注意してください。

git cloneコマンドでrepositoryをcloneするときに使われるプロトコルはHTTPSSSHの2種類があります。HTTPSの場合にはユーザーIDとパスワードを利用したユーザー認証が、SSHの場合にはRSA公開鍵暗号の認証が必要になるのでそれぞれのホスティングサービスやサーバーで設定を済ませることを忘れないようにしましょう。

git cloneは後述のgit pushコマンド同様に認証のステップで初心者がつまづきやすいです。もしつまづいて即座に原因が分からない場合には遠慮なくアシスタントの方に助けを求めてください。

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